インタビュー/レポート

料理研究家 浜内千波先生インタビュー

「料理は、もっともっと夢のある楽しいもの」をモットーに、テレビ番組や雑誌などで大活躍の浜内千波先生。「肉焼き料理」の魅力や、よりおいしくするコツなどをお聞きしました。

―― お肉の良さって何でしょうか?

みんなお肉が大好きでしょう? 狩猟の時代など古来からの刷り込みもあるかもしれませんが、みんな本来的に肉のアミノ酸と脂が大好きで、「肉はおいしいもの」と認識しています。お肉はこってりしたイメージがあって、健康志向の強い今の食卓にそぐわないと思われがちですが、実は健康的な食べ物で、元気の源です。だからこそ、毎日の食事の中で上手に摂取してあげることが大切です。

また、魚に比べて扱いやすく、自己流で調理してもある程度おいしくできるので、「やっぱり肉を使いたい」というのがみんなの本音ではないでしょうか。料理方法もたくさんあります。例えば、肉を焼く技法だけでも100通りはあって、肉焼きだけでレシピ本が一冊出せるくらいです。ヘルシーに、よりおいしくする料理法もありますよ。

―― 肉を焼くだけで100もの技法があるというのはビックリです。
ヘルシーに、かつおいしくする調理法とはどのようなものでしょうか?

それは、ほんのちょっとしたコツです。お肉の種類によって、焼く前の下準備や、合わせる素材に変化を付ければ、おいしさもヘルシーさもぐんと増して、新鮮な味わいになります。例えば、お肉は加熱するとかたくなりがちですが、下準備で砂糖など糖分の含まれるものをもみ込んだり、生姜やキャベツの芯をすりおろしたものに漬けておくことで、驚くほどやわらかくジューシーに焼き上がり、冷めてもやわらかい食感が楽しめます。

また、例えば鶏もも肉などは、皮を取り除けば、カロリーが40%以上もカットされ、ヘルシーに料理できます。それから、脂を取り除いてもコクが出る調理法や、オイルを使わずに済む方法もあるのです。こういった肉焼きのコツは、お手頃価格の肉ほど効果が目に見えて出てくるんですよ。だから料理するみなさんも、コツさえつかめば、もっと楽しく料理ができるんじゃないかしら。

―― 肉焼き調理の良さって何でしょうか?

最近、「炒める」のが定番、「蒸す」ことはブームのようになっていて、「焼く」メニュー自体が減っているような気がします。だからこそ、次に来るのは「焼く」調理でしょう。肉を焼くことはレクリエーション的な楽しさもあり、見た目のジューシー感や香ばしさからくる喜びも大きいもの。おうちで、自分で選んだお肉を、自分の目で見てつくることに安心感もありますね。

好みに応じておいしさとヘルシーさが実現できる上に、楽しさや喜び、安心感もある肉焼き料理。さっそく今晩、トライしてみませんか?

浜内千波(料理研究家)

大阪成蹊女子短期大学栄養科卒業後、岡松料理研究所へ入所。「家庭料理をちゃんと伝えたい」という思いから、ファミリークッキングスクールを開校、代表取締役に就く。2012年、「家庭料理をもっともっと研究したい」という思いからファミリークッキングスクール・ラボを開設。

<主な著著>
『浜内千波のフライパン1つで「楽うま」人気おかず』PHP研究所
『浜内千波いいことずくめのお肉レシピ』家の光協会 他多数
<ブログ>
浜内千波の楽しいキッチンブログ
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